私は現在、在宅で複業のひとつとして縫製のお仕事をしています。
元々は全くの未経験で、ミシンといえば小学校の授業で触ったのが最後でした。
そしてある時友人の紹介で、副業として縫製を始めました。
・ミシンを使う仕事は未経験だけど大丈夫かな
・オファーをもらったけどどうやって進めていけばいいんだろう
・縫製のお仕事って結局ちゃんと稼げるのかな
この記事では、以上3つの疑問について私の経験をもとに解説します。
未経験だけど縫製のお仕事してみたい!という方にぜひ読んでいただきたい記事です。
未経験からでも大丈夫!経験者が語る縫製ワークのはじめ方
縫製のお仕事を始めるには、以下の方法があります。
・nutteやインディードなどの求人サイト
・知り合いの紹介
・ハンドメイドサイトなどを使い自分で商品を製作販売
私の場合は友人の紹介からのスタートでした。
当時東京で事務職をしていた私。
一人暮らしの部屋にはテレビもインターネットもなく、本を読んだりする趣味のない私は時間を持て余していました。
そんな時久しぶりに会った友達。
家にいる時間が暇すぎてバイトでも始めようかと思ってるんだよね。でも外寒いしいざバイトするとなると通勤帰宅時間ムダになるのも嫌だなーって。なんかいいバイトないかね〜?
え!!うちの会社今職人探してるよ!ミシンできたりする?
(職人!?なんかかっこいい響き笑)
ミシン多分できると思う。中学生の時先生に褒められたことあるよ(笑)
こんな気軽な会話から始まった私の縫製ワークライフ。
未経験からのスタートだったので、まずミシンを購入するところからはじめました!
テストに合格するかもわからない中、1万円以上の投資はちょっとした賭け。
でも買ってよかった!あの時の自分に感謝してます♪
ちなみに初めてのミシンは、JANOMEのJN508DXを購入。
2018年から2023年の今まで使っていますが、一度も壊れたことがない優秀なヤツ!
職業用ミシンを購入するまでは、このミシンで毎月200点くらいの商品を製作していました。
糸調子も取りやすいし、縫い目もきれいで本当に使いやすいので愛用しています。
家庭用ミシンとは思えないほど縫い目がきれいと、取引先の方のお墨付きです!
自分のブランドを始めてから、職業用ミシンも購入しました。
「もっと早く買えばよかった〜!」の一言に尽きます。とにかく力があって早い!
家庭用ミシンで10分ほどかかる商品の製作が、7分に縮まりました。
縫製のお仕事 オファーが来てからの流れ
それでは実際に、縫製のお仕事のオファーが来たらどのような流れで受注になるのかご紹介します。
1. 担当者から商品サンプルを受け取る
2. 商品サンプルを解体して研究する
見積作成前に、適当な生地を使ってなんとなく形を作るのもGOOD!
私はネットやYouTubeでひたすら作り方を探すよ!
あやふやのまま受注してしまうと、料金の割りに作業が複雑だった!ということにもなりかねないので気をつけて〜!
3. 見積書作成、担当者に送る
最初に依頼者様から金額提示されている場合は、材料は支給されるのか、
それともこちらで準備するのかきちんと確認すること!
4. 型紙作成(型出し作業)
コピー用紙などを繋げて大きい一枚にして作るよ!テストサンプル提出後にやり直しをすることもあるので、最初は裏紙などで作って決定したら厚紙で作るのがオススメ!
5. テストサンプル用の生地購入(実際商品に使う生地を送ってもらえる場合もある)
6. テストサンプル製作
商品を一つだけ作るならどんな作り方でも形になればOK。でも企業様から依頼される場合は、基本的に何百個と一人で作業を進めることになるから、今後のことを踏まえてもっとも効率よくキレイに作れる方法をあらかじめ考えておくことが大事!
7. 出来上がったテストサンプルの写真をパーツごとに撮り、担当者とメールで打ち合わせする
8. 自分の作ったテストサンプルを担当者に送り確認をしてもらう
9. 合格後、作業開始
※ここで紹介した作業方法は私流のやり方です。こうしなければいけないとかそういう決まりがあるわけではなく、あくまでも私の経験をもとにご紹介しています。
仕事を受注してから納品するまで
ここからは、実際にお仕事を受注してから納品するまでの流れをご紹介します。
1. 材料受け取り後、担当者に納期と納品方法を確認する(商品の畳み方なども聞いておくと◎)
2. 納期前日の午前中には発送できるようにスケジュールを組み、作業を開始する
3. 生地を切る・パーツを作る・全て縫い合わせる・仕上げ という風に作業ごとに一気に進める
4. 全ての商品が完成したら検品する(数量の不足・糸切り忘れなどに注意)
ボタンなどのパーツを含む商品は、何度か付け外ししてみることが重要。
実際に商品を使う方がスムーズに使用できる商品に出来上がっているか必ず確認するよ!
5. 段ボールなどに丁寧に商品を詰める(担当者が検品しやすいように)
梱包材は家にあるものを使ってるよ。汚れがないかきちんと確認してね!
完成品を受け取った依頼者様がスムーズに作業ができるように、事前に確認した畳み方で納品するのが親切。
6. 納品書と請求書を作成(送料も請求する場合は、依頼者様が商品受け取り後にメールで送る)
7. 発送する(依頼者様指定の業者がなければ最安値を調べ発送)
縫製のお仕事って結局ちゃんと稼げるの?
私の経験からお伝えすると、縫製のお仕事はちゃんと稼げます。
商品の単価と製作した商品の数量次第ですが、頑張った分きちんと稼げるお仕事です。
参考程度にお伝えしますが、私の場合は月5万円から30万円ほどの報酬があります。
とはいっても、未経験の方の場合はスピードも遅いと思うので、時給計算するとがっかりしてしまうかもしれません。
私も最初は一つの商品を作るのに3時間くらいかかってしまい、心が折れそうでした。
今は同じ商品を7分で作れます!慣れですね^^
縫製ワークだけで生活していくというよりは、副業や複業の一つとして行っていくのが現実的だと思います。
縫製ワークの見積書の作り方
ここでは見積書や請求書に載せる項目をざっくりとご紹介します。材料を支給してもらえるのかどうかによっても変わってきますので、参考までに!
- 型出し・サンプル料
- 商品製作料(一個あたり)× 数量
- 消費税
材料費を請求する場合はそちらも記載します。
バッグなどの小物系であれば、型出し・サンプル料は一回につき1,000円前後、商品製作料は数百円単位がほとんどだと思います。自分が納得できる金額で見積書を作成しましょう。
一度提出し、そのあと依頼者様と話し合ってお互いの妥協金額を決めていくのもいいと思います。
未経験の場合やはり実績がほしいところ。
最初は少し低い金額で受けるのもいいかもしれませんが、その商品を長期的に作ることになった場合も考えて金額を決めることが重要です。とにかく担当者の方としっかり話し合って決めるのが大事ですね。
縫製ワークにかかる経費
私は自営業(個人事業主)として、縫製以外にもいくつかの仕事を在宅でおこなっているため、以下を経費にしています。
- 家賃(生地の保管や縫製作業で使う部分を家事按分)
- 水光熱費(作業に必要な分を家事按分)
- インターネットや携帯の通信費(仕事で使う分を家事按分)
- 担当者やブランドのコラボ相手との打ち合わせにかかる交通費やカフェ代など
- パソコン、スマホ、プリンター代
- ミシンやハサミなどの道具代など
仕事に関わるものは全て経費になります。結構色んなものが経費にできます♪
私は、日々の経費の管理、見積書・納品書・請求書の作成にfreeeというクラウド会計を使っています。月々約1,300円の利用料で、もちろんそれ自体も経費にできるのでかなりオススメです。
まとめ
以上が、「経験者が語る在宅縫製ワークのはじめ方」のご紹介でした。
私は縫製のお仕事をはじめてから毎日が楽しくなりました。
それまでは暇な時間があるとダラダラと過ごしていましたが、今では商品の下準備をしたり、
自分のブランド新商品を考えたりしています。
ミシンでものづくりをするのが得意!好き!という方にはオススメの在宅ワークです。
副業に興味のある方は選択肢の一つに加えてみてくださいね。
この記事に関して何か質問等があれば、お気軽にご連絡ください。
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